ベテラン社員と話していて、最近「昭和が来ているね」という話になりました。ドラマやバラエティ番組も昭和を思い出させるような『アツい』ものが多い気がします。マンガでも暴走族を扱った作品が大ヒットするなど、しばらく昭和レトロブームが続きそうですね。
今回はそんなレトロブームを、印刷物の観点から見ていきたいと思います!
形から見るレトロブーム
実は以前から、レトロ感のある印刷物のご注文が増えておりました。特にデザイナーさんからのご注文が多く、いち早くブームを取り入れたデザインを作成されています。レコードやカセットテープなど、音楽関係の形を型抜き加工することが多くなっています。
用紙から見るレトロブーム
レトロ感は形だけではなく、用紙でも演出が可能です。それに最適なのが『タブロ』です。タブロは新聞紙をイメージして作られた用紙で、再生紙が多く含まれているため、ざらざら感があるのが特徴です。この用紙に印刷すると、色ムラやかすれなどが発生し、その不完全さがレトロ感を強調します。
正直、印刷する側としては扱いの難しい用紙ですが、レトロ感を演出するには最適です。人気も高く、近年では早めに注文しないと入手できないこともあります。
レトロブームに続くブーム『手書き風』
私見ですが、最近レトロに代わって増えているのが『手書き風』の印刷物です。手書きのイラストやそのイラストを利用した型抜き印刷物が増えている傾向があります。手書きの温かみや唯一無二感が、レトロブームの『アナログの中にあるエモさ』と似ているのかもしれません。
手書きイラストの温かみや面白みは、型抜き印刷にピッタリです!次はきっと『手書き風』ブームが来ると思いますので、かたぬき印刷アトリエも準備万端でお待ちしております!